2025/05/06_気になったニュースまとめ
【社会・情報】
大阪万博に関するSNSでの同一内容投稿、ステマ疑惑か 協会は関与否定
2025年大阪・関西万博に関し、SNS上で複数のアカウントが同時刻に「来場者の7割はリピーター」など同一内容の好意的投稿を行ったことが確認された。日本国際博覧会協会はリピーターに関するデータを公表しておらず、情報の根拠は不明である。協会はステルスマーケティングへの関与を否定しており、担当者は「仮定のことには答えられない」と当惑している。これらの投稿が協会の評判を貶める目的である可能性も指摘されているが、協会は投稿削除要請や情報開示請求は検討していないとしている。記事筆者の高木克聡氏は、問題のアカウントが過去にも同様の投稿を行っていたことを指摘している。
【テクノロジーと仕事】
なぜ人は明らかにまずいアイデアなのに魅力的だと感じてしまう「タールピット・アイデア」に何度も挑戦してしまうのか?
Y Combinatorのダルトン・コールドウェル氏とマイケル・セイベル氏は、多くの起業家が過去に失敗したアイデアに挑戦する現象を「タールピット・アイデア」と名付けた。これは一見魅力的だが、実際には成功が難しいアイデアである。両氏は、このようなアイデアが収益化できない原因を分析し、過去の事例分析や需要と供給の分析によって回避できると主張している。
DuolingoのAI責任者が語る「1年未満で148講座」を開発した背景。スペイン語など新コース開始
Duolingoは、日本語話者向けにスペイン語、ドイツ語、イタリア語の新コースを開始し、1年未満で合計148のコースを開発した。AI責任者のクリントン・ビックネル氏によると、この開発速度は「共有コンテンツ」というアプローチと生成AIの活用によるものである。これにより、従来数ヶ月を要したプロセスが数分で完了し、コンテンツの質も向上したと述べている。
生成AIは意思決定を「浅く」するのか
筆者のkazuki氏は、生成AIが迅速な意思決定を可能にする一方で、その決定が「浅く」感じられる可能性を指摘している。AIによる包括的かつ論理的な調査結果は、人間が時間をかけて熟考するプロセスを経ないため、「重み」や「納得感」が欠けることがある。しかし、浅い意思決定は修正が容易で、サンクコストにとらわれない柔軟な行動を促す利点もある。筆者は、今後はAIと共に「浅い仕事」をする時代になるかもしれないと考察している。
【アートとデザイン】
佐藤卓文化庁長官官房審議官(併)京都芸術大学新学長が語る、AI時代に芸術を学ぶということ。そして、「本気で遊ぶ」ということ。
著名なグラフィックデザイナーであり、京都芸術大学の新学長に就任した佐藤卓氏は、AI時代における芸術教育の意義や、「本気で遊ぶ」ことの重要性を語る。佐藤氏は、デザインとは気遣いであり、既存の概念を壊し新たな繋がりを見出すことであると主張する。自身の使命を「大学をデザインする」ことと捉え、大学に内在する未発見の力を引き出し、社会と結びつけることを目指している。
すでに登録済みの方は こちら