2026/05/08_気になったマーケ関連のニュース記事たち

お昼ご飯を食べています。
高橋流れ人 2026.05.08
誰でも
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【マーケティング組織と戦略の再構築】

なぜBtoBマーケでROMIばかり見ていると経営判断を誤るのか? マーケ部門が発足数年で崩壊する企業の共通点

BtoBマーケティングにおいて、ROMI(投資回収率)のような短期的な指標のみに注視すると、長期的なブランド価値や事業の成長機会を見誤る危険性がある。マーケティング部門が数年で機能不全に陥る企業の多くは、経営層との目線合わせが不足し、目先の数字改善という「閉じた最適化」に陥っている。筆者は、マーケティング組織が真の価値を発揮するためには、経営戦略と連動した本質的な顧客価値の創出に立ち返り、中長期的な視点を持つことが不可欠であると提言している。

なぜOatlyは「マーケティング部門」を捨てたのか

オーツミルクブランドのOatlyが従来の「マーケティング部門」という枠組みを廃止した背景には、クリエイティブとビジネスを完全に一体化させるという強力な組織改編の意図がある。部門間の壁を取り払うことで、ブランドの思想やクリエイティビティを全社レベルで体現することが可能になる。筆者は、特定の部門にマーケティングを押し込めるのではなく、企業活動全体で一貫したブランドコミュニケーションを展開することこそが、現代において強いブランドを築く鍵であると主張している。

マーケティング組織はなぜ失敗するのか

マーケティング組織が失敗する根本原因は、施策の精度やリソース不足ではなく、CPAなどの狭い指標のみを追う「閉じた最適化」に逃げ込んでいることにある。現場の認識や顧客の声を戦略に反映させる「開かれた最適化」のサイクルが不可欠である。また、明確な強みがない企業は、無闇に施策を増やすのではなく、競合が参入しない領域へ絞り込むか、検証サイクルを高速化すべきである。筆者は、組織の前提を疑い、戦略と戦術を双方向に繋ぐ構造改革が必要だと強く提言している。

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【施策立案とコミュニケーション・デザイン】

AIプロダクトのコミュニケーション — バクラクでのマーケティングデザインの裏側

AIプロダクト「バクラク」のマーケティングにおいて、難解なAI技術をいかにユーザーへ分かりやすく伝えるかが課題となる。この記事では、デザイナーとマーケターが密に連携し、顧客視点に立ったコミュニケーションデザインを構築する裏側が語られている。筆者は、単なる機能説明ではなく、顧客の業務課題をどう解決するかというストーリーを視覚的かつ直感的に伝えることの重要性を指摘し、技術を価値に翻訳するデザインの力がプロダクトの成功を左右すると提言している。

現役マーケターが「やられた」と感じた施策とは ライバル企業の何を見ているのか

現役マーケター53人へのアンケートを通じ、他社の「やられた」と感じる優れたキャンペーン事例を調査した記事である。評価の高い施策は、単なるSNSでの話題化にとどまらず、深いインサイトの捉え方や、参加したくなる仕掛け、そして最終的な購買へとつなげる緻密な導線設計が共通している。筆者は、マーケターにとって同業他社の優れた着眼点や戦略を分析し、自らの企画に昇華させる学びの姿勢が不可欠であり、表面的な手法以上に顧客心理の洞察が重要だと主張している。

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【データ分析・効果測定】

時系列データの「トレンド」はどう分析したら良いのか(追記あり)

マーケティング領域における時系列データ分析では、季節性などの変動要因から分離された「トレンド」が、ブランドエクイティの蓄積効果を示すものとして重要視される。しかし、ARIMAや状態空間モデルなどの手法を用いても、トレンドそのものの要因を直接回帰分析する手法は意外と少ない。筆者は、トレンドが解釈次第で変わる性質を持つことを指摘しつつ、分析者は単なる分離作業で満足せず、時変係数モデル等を用いてトレンドが生じる要因への理解を深めるべきだと提言している。

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編集後記

今回のニュースレターでは、組織の根本的な在り方から、顧客に刺さるコミュニケーション戦略、そしてデータトレンドの深掘りまで多角的な視点をお届けした。目先の数字を追う「閉じた最適化」から脱却し、全社的な視点で顧客価値を追求する「開かれた最適化」へのシフトが、今まさに求められている。

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